KIBIHA

つづしつづらんつづらおり

思い出すことなど


今日は徹夜となってしまいそうだ。去年よく聴いた音楽を聞き直していると、えも言われぬエモーションが、久しぶりにありありとした記憶を伴って湧いてきて、気持ちはすっかり去年の秋に引き戻された。懐かしくて胸が痛む。やっぱり確固とした人生のターニングポイントがあったと実感する。そして、いつでもみんな絶えず変化を続けていて、気持ちも趣味も去年と全く同じなんてことはありえないのだな、とこれまた当たり前のことを思った。あのときの気持ちをもう一度体験することができないことを、寂しく感じるほどに、輝いていた日々だった。
空がとうもろこしの皮のようにごわついて、蒼いベールに包まれはじめた。遊園地のナイター営業はいつでも煌々と光る。いつまでも光っているような気さえする。記憶は生きているから永遠はない。でも永く鈍く光り続けるものよりも、彗星のように一瞬の煌めきを残してそっぽを向いてしまう、その刹那の光にあてられほだされ進み行く方がずっといい。生きている、って感じがする。
また懐古的になっている。現在を見つめるのはとかくパワーと根気が要る。