KIBIHA

幾夏のさぶあかうんと

「足を閉じて座りなさい」への違和感

制服が嫌というよりも、制服によって振る舞いを規定されるように感じることが不服なんだ。主にスカート。スカートを履くと“女性らしく”振る舞うことが暗に強制されているように感じる。だらしなくならないようにするには、椅子では足を閉じた方がいいとされるし、何も気にせずヤンキー座り・三角座りをすることは難しい。木にも登れないし、タイヤ跳びもできない。普段するかどうかは別としても、そのようにアクティブに動くことが制限されているように感じる。いつもスカートの中身を気にして細心の注意を払う必要があるということだ。(もっとも中高と6年も履けばごく自然なことになってしまっているが)それってすごく不自由なことではないかと思う。押し付けられた女性らしさだと感じる。もちろん中にズボンを履き込む人や、はなから気にしない人もいる。でもそれはやはり思い切ったことだと認識されたり、時によっては眉をひそめられることもあるし、何よりその点に恥を感じにくい人しかできないことであって、皆がやる自然なこととはならない。それなりの強制力があるということだ。
制服でいるとすごく臆病になってしまうのは、制服が似合っていないということだけではなく、制服の構造上にそんな風な窮屈さがあるからなんだとふと気付いた。そしてそれはまだまだ自分自身が規定された女性らしさに囚われている証拠なのかもしれない。