KIBIHA

つづしつづらんつづらおり

バレンタインについて思うこと

言いたかったことは言えないまま、飽きるほどの甘さだけ胃に残して今日がまた終わってしまいそう。

普段特段会話もしないくせに、イベントごとになると急に交流しだす、ご近所付き合いしてるおばさんの感を帯びた取って付けたようなやり取りや、百均で量産されたプラスチックのラッピング袋のパリパリした音、タッパーから慌ただしく出す空気感や、素知らぬふりをしてるけどそわそわしてる男の子たちとか、バレンタインになるといつも心を幼稚なフォークでひっかかれたみたいになって少し疲れる。ひとことで言うと、なんとなく居心地が悪い。かく言う自分がその渦中にいることにもきまりが悪くなる。

思えば、自分は浮ついた空気というのが好きではない。祭りごとのとき、テンションが上がっている人たちを見て、自分もその渦中にいながらにして、無性にげんなりしてしまう。

一度テンションが上がってしまえば畢竟次は下がる。お笑いを安心して見ていられないのも同じことで、ウケたら次は飽和してしける。その落差を必要以上に不安がってしまうんだと思う。いつも落ち着いていて、気分によって言動にあまり変化が現れにくい人は好きだ。上がらないから下がったところを見ないで済む。自分もそうなりたいと思ってもなかなかなれないから余計にあこがれる。

それから今年感じたのは、そろそろバレンタインも下火になるフェイズに入ったのではないかなということ。いや、もしかしたら自分が気付いていなかっただけで減退はもっと早くに始まっていたのかもしれない。